家賃を滞納して払えない場合に起こるデメリット。普通に裁判もあります
家賃の滞納が続くと強制的に退去させられ、日常生活が不便になります。
またクレジットカードやローンを使用する上でも不都合になるのでデメリットだらけです。昨今では裁判になる事も珍しくありません。
ここでは家賃を滞納してから強制退去になるまでの流れ、滞納時の対象法を解説しています。
「家賃を滞納しているんだけど大丈夫かな?」と疑問な人はぜひ最後まで読んでみてください。
この記事の目次
家賃を滞納したらまずどうなるのか?
「家賃を滞納したらすぐに退去させられるの?」と疑問に思う人は多いはずです。
ここでは家賃を滞納したらどうなるのか、実際に退去させれられるまでの流れを解説するので参考にしてください。
強制退去までの流れ
一般的に「今月分の家賃が払えないから即退去してね」ということはありません。
実際に退去させられるまでにはいくつかのステップがあるからです。
【強制退去までの流れ】
- 家主・管理会社から電話で滞納分の家賃を催促される
- 督促の文書が内容証明便(※)で届く
- 連帯保証人に催促状が届く
- 明け渡し訴訟
- 強制退去
※内容証明便とは・・・家主・管理会社が督促状を送付した事実を証明するもの
1→4になるにつれて強制退去のリスクが上がっていきます。
また公共料金の滞納時とは異なり、保証人になってもらった人にも催促状が届く点もあなたの社会的評価を大きく損なうポイントです。
ホントに強制退去なんてあるの?
しかし、株式会社オーナーズ・スタイルさんのアンケート調査「大家さんが巻き込まれた事件・事故のアンケート調査」では、「入居者が家賃滞納で強制退去に」という事例がダントツのNo1となっています。
甘い考えは今すぐに捨てて、今後の対策を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
保証人ではなく「家賃保証会社」を利用している方はさらに注意してください。
家賃保証会社は保証人と同様に、滞納分の家賃を立て替える必要があります。
つまり滞納金額が膨らめば、それだけ会社の負担になるので、一般的な家賃取り立てよりも厳しく催促を行う傾向にあるのです。
保証会社の取立ては生半可なものではありません。家賃の支払い催促しても支払いが行われなかった場合、訴訟を起こされる可能性が極めて高まります。
「家賃を滞納しただけじゃん」と甘く見ずに、支払日までには全額収めましょう。
裁判沙汰になれば周囲からの信頼を失い良いことは1つもありません。
基本的に滞納分を支払うことでしか問題を解決できず、お金がない人ほど意識することが必要です。
家賃を滞納するデメリットまとめ
一旦、家賃を滞納することで発生するデメリットをまとめます。
強制退去や訴えられる以外にも、日常生活に大きなダメージを与えるリスクがあるので注意してください。
信用情報が傷つく
家賃を支払わずに滞納していると、信用情報に傷がつき「信用情報ブラック」と呼ばれる状態になります。
クレジットカードやローン、割賦の利用履歴支払い状況をまとめたものを信用情報と呼びます。支払い遅れ・未払いがあると信用情報に傷がつきローンやカード申込時の審査に悪影響を及ぼす「信用情報ブラック」になります。
賃貸契約の際に、信用情報機関である「クレジットカードインフォメーションセンター(CIC)」「日本信用情報機構(JICC)」している場合に限りますが、ローンなどが使えなくなるので注意が必要です。
【信用情報ブラックによるリスク】
ローンを組めない(スマホの分割払いなども)
銀行から借入ができない
ローンが組めなくなると、家や車も現金で購入する必要があり大変不便です。
またクレジットカードのランクアップも難しくなるので、限度額が増えず使い勝手が悪くなります。
周囲の信用を失う
家賃を滞納すると保証人にも連絡が届きます。
借主が返済できない場合に立て替える必要があるからです。
一般的に保証人は家族にお願いする場合が多いですが、「突然家賃を立て替えろという連絡が来た」など迷惑をかけることになります。
また「家賃も払えないなんて何してるんだ」と思われ信用を無くす可能性も。
さらに裁判沙汰になって訴えられでもしたら、取り返しのつかない事態になるので、保証人に連絡がいく前には滞納分の問題を解決することをおすすめします。
家賃を滞納してしまった時の対処法
家賃を滞納したからすぐに退去しなければならないわけではありませんが、未払い続くと立ち退かなければなりません。
ここでは家賃を滞納してしまった場合、どうやって対処するかを解説するので参考にしてください。
大家さんに家賃の支払いを待ってもらう
大家さんを説得させる自信のある人は、少しの間だけ家賃も支払いをお願いする方法をおすすめします。
大家さんも人間なので、滞納してしまうだけの事情があるなら、1か月程度でしたら待ってくれる可能性があります。
家族や友人に立て替えてもらう
家族や友人に事情を話して、一時的にお金を貸してもらうことで滞納分の家賃を支払う方法もおすすめです。
クレジットカードを利用する
滞納分をクレジットカードを利用して支払う方法になります。
しかし「クレジットカードに対応している家であること」「クレジットカードの返済のめどが立っていること」という条件付きです。
特に家賃を支払えない場合は、クレジットカードの利用分も支払えないと思うので、しっかりとして返済計画を立ててから利用してください。
もしクレジットカードの利用分も滞納してしまうと、信用情報がさらに傷つくので注意が必要です。
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- クレカを分割払いにして少しずつ返していく
*買取店は還元率の良いところと悪いところで10%くらいの開きがあるので、こちらも参考にしてください。
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滞納分を支払うことでしか解決できない
強制退去を免れるためには、滞納している分の家賃を支払う方法しか解決策がありません。
大家さんにお願いしたり、家族にお金を借りたりして一時的な解決を図ることはできますが、何度も繰り返していては確実に立ち退きになります。
「お金がなくて家賃が支払えない」という人は、無駄遣いをしていないか、家のグレードは自分に合っているかなど日々の生活を見直してみてください。
家賃の滞納には気を付けよう
家賃を滞納すると裁判に発展し強制退去に繋がります。
また信用情報に傷がつくことで、ローンが組めなくなり、高額商品が手に入り辛くなることも。
どうしても支払えない場合は、「大家さんにお願いする」「家族や友人にお金を借りる」「クレジットカードを利用する」などして解決しましょう。