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電気代を滞納して払えないと起こるヤバい事例。

裁判の模様

電気代を滞納すると電気が止められ日常生活が不便になります。
しかしそれ以外にも信用ブラックになってクレジットカードが使えなくなったり、ローンが組めなくなったりというリスクも。
最悪の場合は電力会社に訴えられる可能性もあり、とてもおすすめすることはできません。
ここでは実際に電気代を滞納するとどうなるのかを解説し、送電が止められた後の対処法もご紹介します。
現在電気代を滞納している人はぜひ最後まで読んでみてください。

電気代の滞納から送電停止までの期間

実際どれくらい電気代を滞納したら電気が止まるのか気になりますよね。
ここでは電気代を滞納してから、送電が停止するタイミングを各電力会社ごとにまとめたので参考にしてください。

送電を止められるタイミングはそれぞれ違う

結論から述べると、電力会社によって送電が停止されるタイミングは異なります。

【電気代を滞納してから送電が停止されるまでの期間】

電力会社/送電停止のタイミング(最終検針日が基準)

北海道電力 約50日
東北電力 約50日
中部電力 約60日
東京電力 約60日
関西電力 約51日
四国電力 約60日
九州電力 約70日

基本的に50~60日が送電停止の目安で、九州電力のみ70日と比較的猶予があります。
実際に送電が停止される5日前には「送電停止予告書」が自宅に届くので、電気代を忘れていた人はその時までには支払いましょう。

電気代を滞納するデメリット

ここでは電気代を滞納することで発生するデメリットをご紹介します。
電気が使えなくなること以外にも、クレジットカードを解約させられるといった思いがけないトラブルを引き起こすものまであるので注意が必要です。

延滞金が発生する

電気代を滞納すると延滞金という利息が発生します。
1日につき大体数十円程ですが、無駄な出費には変わりありません。
延滞金が積もれば大きな金額になるので、滞納してしまってもできるだけ早く返済することをおすすめします。

電力会社に訴えられる

書類を見て落ち込む男性

電気代を長期間支払わずにいると、最悪の場合電力会社から訴えられる可能性があります。
電力会社の商品である電気をタダで使用することは、万引きなどの泥棒と同じことなので、裁判になれば確実に不利です。
また裁判所に出頭した事実が家族や友人・会社の同僚に知られると、「あいつは信頼できないやつだ」と思われるリスクもあります。
つまり電気代を滞納するということは、周囲からの信用を失い、円滑なコミュニケーションの妨げになる可能性があるのです。
電気代をしっかり払っていれば問題ないので、最低でも送電が停止される前には滞納分を返済することをおすすめします。

信用情報ブラックになる

クレジットカード

電気代を滞納している人の中で、クレジットカード払いを利用している方は注意が必要です。
最悪の場合、信用情報ブラックになり、クレジットカードを強制的に解約させられることがあります。

参考ページ:信用情報とは

【信用情報ブラックとは】
クレジットカードの利用履歴や支払い状況をまとめたものを信用情報と呼びます。滞納や未払いにより信用情報に問題が発生することを「信用情報ブラック」と呼び、クレジットカードの強制解約やローンを組めなくなるなどのトラブルに繋がります。
信用情報は「クレジットカードインフォメーション(CIC)」「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」によって管理されており、業界をまたいで共有されています。
つまり電気代の滞納分がクレジットカードの未払いに繋がり、信用情報ブラックとなり、カローンや銀行から借入ができなくなる事態を引き起こすのです。

【信用情報ブラックによるトラブル】
クレジットカードの強制解約
ローンの利用不可
銀行からの借入不可

クレジットカードやローンが使えなくなると、どれだけ高額な商品でも一括払いで購入しなければならず、日常生活に支障をきたします。
このように電気代の滞納は大きなトラブルに繋がりやすいので、支払いは毎月行いましょう。

電気が止まってしまった時の対処法

解説

電気代を滞納してしまい送電が止められたらどうすればいいかを解説します。
基本的に滞納分を返済すれば送電は再開されます。

送電を再開させる手順

送電を再開させる手順は下記の通りです。

送電を再開させる手順
手順1:滞納している電気代を支払う
手順2:電力会社に連絡する
手順3:送電が再開される

電気代の滞納分は、電力会社から送られてくる支払い用紙を利用して返済してください。
コンビニでも可能なので、24時間いつでも振り込めます。
その後、電力会社に送電開始のお願いをし、当日または翌日には送電が再開されます。
電力会社に連絡する方法は電話が主流ですが、関西電力ならネットが対応もしているので、「直接はお願いし辛い」方におすすめです。

滞納分は一括払いが原則

止められた電気を復活させるためには、滞納分をすべて支払う必要があります。
また支払い方法も一括払いが原則なので、「分割でお願いしたい」という要望には電力会社も対応していません。
しかし金銭的にどうしても一括が難しい人もいると思うので、そのような人はしっかりとした返済計画を提示できれば分割できる可能性があります。
「電気が止められた困った」「だけど手も元にお金がない」という方は、クレジットカードを利用するか、家族にお金を借りる、最後の手段として電力会社に分割のお願いをするなどを試してみて下さい。

電気代を滞納するとたくさんのデメリットが発生する

電気代を滞納することで、送電を止められる以外にも「クレジットカードが使えなくなる」「ローンが組めなくなる」「延滞金が発生する」などのデメリットが発生します。
最悪の場合は裁判になり、周囲の信用を失う可能性も。
また電気代の滞納分を完済しない限り送電は再開されません。
基本的に一括払いのみの対応になるので、「お金が準備できない」という方はクレジットカードなどを利用してみてください。