水道代を滞納して払えないと信用ブラックになる場合が有るので注意
水道代を滞納してしまった・滞納しそうという人の中には、「数か月くらい滞納しても大丈夫でしょ」と甘く見ている方もいるのではないでしょうか?
しかし、実際は「クレジットカードが使えなくなる(=信用ブラック)」「裁判沙汰になる」といった事態を招きかねないので注意が必要です。
ここでは水道代を滞納することによるデメリットとともに、給水を停止されたときの対処法も解説します。
この記事の目次
水道代滞納時の一般的な流れ
給水が停止されるまで
水道代を滞納から、実際に給水が停止されるまでの流れを解説します。
- 水道代の滞納から給水停止まで
- 水道代を滞納する
- 支払い期限から1か月が過ぎた後、催促状が自宅に届く
- 支払い期限から2か月後に給水が停止される
自治体にもよりますが、支払い期限から2か月が過ぎると給水が停止されます。
また催促状の他にも督促状など多くの手紙が届くのもポイントです。
水道代を滞納するデメリット
水道代を滞納すると、水道が止められる以外にも様々なデメリットが発生します。
ここでは特に気を付けるべきことを紹介するので参考にしてください。
延滞金が発生する
ガス代や電気代の支払いが遅れると「延滞金」利息が発生します。
同様に水道代も期限を過ぎてから支払う場合、延滞金を徴収されるので注意してください。
延滞金は1か月ごとに数十円程度ですが、余分な出費になることは間違いないので、支払い期限までに水道代は支払いましょう。
※大阪市など自治体によっては発生しない場合もあります。
財産が差し押さえられる
水道代を支払わない状態が続くと財産の差し押さえが始まります。
会社員の場合給料から徴収される場合もあるので、周囲にバレる可能性も。
水道代のような公共料金を支払わないとなると、「あいつは信用ならないやつだ」など同僚・上司から信頼されなくなります。
そのような事態を回避するためにも、差し押さえが始まる前に水道代をきっちり支払うのがおすすめです。
裁判沙汰になる
水道会社は「水」を商品に利益を出している企業という見方ができます。
つまり「水道代を支払わない=水を盗んでいる」ことになるので、最悪の場合裁判沙汰に発展するのです。
どうしても水道代を支払えない金銭的な事情がある場合を除き、基本的には滞納している側が不利になります。
また裁判所に出頭した事実が周囲に広まり、周囲からの信用を無くすリスクもあるので、水道代はしっかり支払ったほうが賢明です。
信用情報ブラックになる
クレジットカードで水道代を支払っている場合、滞納が続くと信用情報ブラック(※)になるので注意してください。
※信用情報ブラックとは・・・クレジットカードの支払い状況・利用履歴をもとに構成される、個人の信用情報に傷がつくこと。
信用情報は「クレジットカードインフォメーションセンター(CIC)」「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」によって管理されています。
また上記3機関は信用情報を共有できるので、家のローンや銀行からの借り入れなどの審査時に、クレジットカードの利用履歴を参照できるのです。
つまり、クレジットカード払いの水道代を滞納すると下記のような事態に陥ることになります。
【信用情報ブラックによるリスク】
- クレジットカードの強制解約
- 家のローンが組めない
- 銀行からお金が借りられない
特にカード会社によってクレジットカードが解約させられると、「支払いは全て現金払い」「高額商品を分割で購入できない」といった日常生活レベルでの問題が発生します。
現金で水道代を支払っている人は関係ありませんが、クレジットカード払いの方はくれぐれも注意してください。
水道が止まってしまった時の対処法
ここでは実際に水道が止まってしまったらどうすればいいかを解説します。
「水道が止まって困った」という人は参考にしてください。
水道の供給を復活させる手順
止まってしまった水道の共有を復活させる手順は下記の通りです。
【水道供給を再開させる手順(東京都の場合)】
- 水道局の営業所窓口で滞納分の水道代を支払う
- 午後5時までの滞納分が支払えると当日中に開栓
- 社会人で午後5時までに営業所に行けない人は応相談
社会人が午後5時に訪問することは難しいので、受け持ちの営業所に時間の超背うなど相談してください。
滞納分の完済が条件
滞納分の水道代さえ支払えば、当日中に水道の供給は再開されます。
しかし滞納分を完済しなければ水道の供給はされないので注意してください。
【東京都水道局の回答例】
質問:給水停止になりました。月末に払うので開けてください。
回答:給水停止後は、未払い金額の全額をお支払いいただかないと開栓できません。
なお、給水停止後もお支払いがない場合は給水契約を解除し、解除日までの料金全額
をお支払いいただくことになります。(参照:東京都水道局ホームページ)
水道など公共料金の滞納分は、基本的に分割して支払うということができません。
例えば月3,000円の水道代を3か月滞納すると、3,000円×3か月=9,000円を一括で支払わない限り給水が再開されないのです。
中には本当にお金がなくて支払えないという人もいると思うので、「クレジットカードを利用する」「家族や友人にお金を借りる」「水道局のに分割払いにしてもらうようお願いする」という方法を試してみてください。
水道代を滞納するとデメリットだらけ
水道代を滞納すると、2か月後には給水が停止され水が使えなくなります。
洗濯ややお風呂ができなくなる以外にも、「延滞金が発生する」「クレジットカードが使えなくなる」「裁判沙汰になる」といったトラブルを招く可能性も。
また滞納分の水道代を一括で返済しない限り、給水も再開されません。
月々の支払いをしっかり行えば何も問題はないので、水道代は毎月の期限までに支払いましょう。