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ガス代は滞納すると信用ブラックになり最悪裁判沙汰になるので注意

警告

ガス代を滞納すると、ガスが止められるのはもちろんのこと、クレジットカードが使えなくなるなどのデメリットが発生します。
また延滞金が発生したり、裁判沙汰になったりといいことがありません。
ここではガス代を滞納することで生じるデメリットを解説し、実際に滞納してしまった後の対処法もご紹介するので参考にしてください。

ガス代はどれくらい滞納すると止められる?

ガス会社 延滞からガスが止められるまでの期間

東京ガス 検診日の翌日から50日が経過後
大阪ガス 検診日の翌日から50日が経過後
西部ガス 検診日の翌日から50日が経過後

東京ガスなどの大手ガス会社では、検針日の翌日から50日が経過したらガスが止められます。
「うっかりガス代を支払い忘れた」ということもあると思うので、その時は50日以内に滞納金を支払いましょう。

ガス代が払えないことで生じるデメリット

延滞金が発生する

支払い期限を過ぎてもガス代を原分かったときは、延滞金が発生します。
通常のガス代に加えて余分な出費になってしますので注意が必要です。
【延滞金】

東京ガスの場合:延滞1日につき0.0274%の利息
大阪ガスの場合:延滞1日につき0.0274%の利息
西部ガスの場合:延滞1日につき0.0274%の利息

東京ガス・大阪ガス・西部ガスともに、延滞1日につき0.0274%の利息が発生します。
つまり支払額が3,000円なら、延滞30日で約24円、50日で約41円の延滞金が発生するということです。
たかが数十円でも無駄な出費には変わりはありません。
また数十円も積もりに積もれば大きな金額になるので、とてももったいないです。
金銭的に損をしないためにも延滞前にガス代を支払うことをおすすめします。

財産の差し押さえ

残高確認

ガス代を払わない・払えないということは、ガス会社の商品を盗んでいることになります。
当然ガス会社は利用者からガス代を回収するために、差し押さえという手段を使うしかなくなるのです。
差し押さえはガス会社が「債権回収会社」に委託する形で行われ、利用者の給料などからガス代が差し引かれます
「給料が減るのは嫌だ」と思っても、差し押さえは拒否することができないので利用者がどうにかすることはできません。
また状況次第では裁判沙汰になる可能性もあり、裁判所に出頭しなければならない可能性もあるので注意が必要です。
会社員ですと、「給料からガス代が差し押さえられている」「裁判所に出頭した」ことからガス代を払っていない事実がばれてしまいます。
周囲の信用も失う事態につながるので、差し押さえられる前に、使った分のガス代はしっかり支払いましょう。
※信用情報・・・クレジットカードやローンの申し込み時など、お金のやり取りが発生する際に重要となる個人情報。信用情報に問題があると「信用情報ブラック」になり、クレジットカードの強制解約・ローンが組めないなどの問題が生じる。

参考ページ:信用情報とは
信用情報ブラックになる

クレカ

ガス代など公共料金の支払いが遅れても信用情報(※)に傷がつくことはありません。
しかしクレジットカード払いの場合は、信用情報ブラックにつながるので注意してください。
ガス代をクレジットカードで支払っていた場合、延滞が発生するとカード会社にお金が支払われない状況になります。
クレジットカードの信用情報は「クレジットカードインフォメーションセンター(CIC)」によって管理されているので、クレジットカードの未払い=信用情報に傷がつくという事態になるのです。
またCIC以外にも、「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(JBA)」によって信用情報は共有されているので、家のローンを組めない、銀行でお金を借りられないことにもつながります。
信用情報ブラックになるとクレジットカードも使えなくなるので、日常生活で現金しか使えなくなり不便です。
たかがガス代と甘く見ずに、ガス代の延滞は必ず回避するようにしましょう。

ガスが止まってしまったときの対処法

ここでは実際にガスが止まってしまった時の対処法を解説します。
ガス会社に供給再開をお願いする手順もご紹介するので、参考にしてください。

ガスの供給再開手順

止まってしまったガスを再開させる手順は下記の通りです。

【ガス供給再開手順】
手順1:支払い請求書で滞納分のガス代を支払う(供給停止通知と一緒に届きます)
手順2:ガス会社のホームページから、または電話で供給再開を申し込む
手順3:当日・翌日に作業員が利用者の自宅を訪れ、供給再開作業を行う
手順4:供給再開
滞納分のガス代を支払えばすぐに復旧する?

貯まっていたガス代さえ支払えば、すぐにでもガスの使用を再開することができます。
基本的には供給再開をガス会社に申請した後の、当日か翌日には使えるようになるので、
「ガスが急に止まって困った」という方も安心してください。
滞納分さえ支払えば、ガスの供給は素早く再開させることができます。
現在ガスが止まって困っている人は試してみてください。

滞納分は一括払いが必要です。分割払いはできません。

ガス代を滞納している人の中には、数か月分払っていないという人もいるのではないでしょうか。
残念ですが、そのような場合はガス代を一括で返済しない限り供給が再開できません。
ガス会社は滞納分のガス代の分割払いは受け付けてないので、貯まっている分は一気に支払う必要があるのです。
またガスの供給再開を再開する前に、数か月も滞納してしまうと裁判沙汰になってしまう可能性があります。
「お金がなくてガス代が払えない」という方は、クレジットカードよ使用するか家族・友人に立て替えてもらうことをおすすめします。

まとめ ガス代を支払わないとデメリットだらけ

使った分のガス代を支払わないと、ガスが止められるだけでなく「クレジットカードが作れない」「ローンが組めない」「延滞金が発生する」「給料が差し押さえになる」「裁判沙汰になる」などのデメリットがあります。
また滞納分を一括で返済しない限り、ガスの供給が再開されることはありません。
当然日常生活でも不便を強いられるので、できれば避けたいところです。
そのためには常日頃からお金の管理を徹底し、ガス代を事前に工面しておくことをおすすめします。